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貸倒れリスクと簿外資産

企業経営に不測の事態はつきものです。お得意先の倒産なども、その典型的なケースといえましょう。

 そのような緊急事態に対処する有効な方法として、「簿外資産の取り崩し」があります。
例えば、会社資産の不動産や株式が、取得時点より値上がりしていて“含み益”を持っている場合、その含み益が“簿外の資産”となります。
それらの不動産や株式を売却すると、売却金額が現金で入ってくるばかりでなく、取得価格(或いは簿価)との差額が“利益”となり、会社の決算に貢献します。
貸倒れや不良在庫などの処分を行なうと損失が発生します。
その時、簿外資産を売却して利益出し、その損失と相殺して、会社の決算を赤字にしないというコントロールを行なえるわけです。
 赤字を出さない事は対金融機関などの面からも、企業(特に中小企業)にとって、経営上の大切なポイントとなることは云うまでもありません。

 しかし、近年はバブル期とは違い、不動産価格や株式価格が低迷しており、出すべき含み益がなくなっているケースが増えてきております。

なにか良い方法がないのでしょうか。
生命保険等を利用した“簿外資産の積立て”という方法があります。
本来の生命保険の使い方から、ちょっと発展した“応用編”ですが、かなり有効です。
 具体的に解説しますと、経営者や従業員の死亡リスクをカバーする目的の生命保険のなかには、保険料の一部或いは全部経費として処理できて、長く掛けていると解約返戻金が貯まるというタイプのものがあります。
その様な保険の場合、解約すると解約返戻金が“現金”として出てきますし、なおかつ簿価との差額が“利益”として計上できるのです。
すなわち、前出の不動産などと同様「簿外資産の取り崩し」として活用することができるというわけです。
また、価格変動リスクの大きい不動産や株のよりは、より“確実な簿外資産”として保有しておけるという点では、かえって優れているともいえるのです。

 企業の永続的な繁栄をめざすのであれば、このような万が一の場合を想定した“仕組み”を、準備しておき、普段からこつこつと努力をしていくということは、とても大切ではないでしょうか。

 ただし、ご注意いただきたいのは、すべての生命保険がこのような機能を備えているわけではありません。
税務・経理の知識を以て、保険商品を厳選しなくてはいけませんので、
信頼のおける専門家のアドバイスをお受けになることをお勧めします。
ご注意下さい。

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